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カサブロー通信 第18号   (9月定例議会)
■ 9月定例議会の報告をします。

@ 西宮市の財政状況について (1面に掲載)
A 議員定数削減について(1面に掲載)
B カサブローの仲間との「あれこれ談義」Part 7 (1面に掲載)
  ・ 西宮市立中央病院の再建は進んでいますか。
  ・ JR西宮駅前公衆便所ができると聞きましたがほんとうですか。
  ・ 市職員の超過勤務手当の取り扱いが変わると聞きましたが、どういうことですか。
C 連続11回、今回も一般質問をしました。(2,3,4,5 面に掲載)

■ 西宮市の財政状況について

西宮市の平成17年度決算見込みが発表されました。一般会計、特別会計を合わせた決算額は、歳入(収入) 2,542.5億円、歳出(支出) 2,533.1億円と9.4億円の黒字となりました。また「カサブロー通信第16号」でも報告しましたが、平成20年度の累積赤字額の見込みが163億円から70億円に改善され、赤字再建団体への転落(倒産)はなくなりました。 これだけ見れば、西宮市の財政状況は好転しているように見えますが、実際には財政状況は改善されているとは言えません。一般的に財政状況を判断するには、黒字(赤字)額ではなく、経常収支比率、起債許可制限比率、市債(借金)残高の状況、基金(貯金)の状況などを見るべきだと言われています。 別紙資料にも示しましたように、経常収支比率は、震災前の平成4年、5年度は健全な状態である70%台で推移していましたが、震災後はずっと100%前後であり、収入のほとんどが固定経費に消えてしまい、健全とは言えない状態が続いています。また、起債許可制限比率は、平成5年度は6.9%とたいへん健全な状態でしたが、平成13年度以降は16〜17%と増加しており、借金返済が市の財政を大きく圧迫していることを示しています。次に、市の借金にあたる市債残高ですが、平成10年度の4,356億円をピークに年々減り続けており、平成18年度には3,178億円になる見込みです。しかし、市民1人あたりに換算しますと67万円となり、市民は重い借金を背負っています。基金(貯金)の状況については、平成2年度には236億円もあった貯金が、平成18年度にはわずか13億円に減少しており、来年度は貯金が0の状態になると言われています。 このように、西宮市の財政状況は人口は増えているのに収入は落ち込んだまま伸び悩み、固定経費はかかりすぎ、借金返済が財政を圧迫、借金は今なお3,000億円以上、貯金は全くないといった状況で、毎年自転車操業を繰り返しています。

■ 議員定数削減について  

前号の「カサブロー通信」で今年の目標としてあげました「議員定数の削減」についてですが、削減に賛成する会派が少なく、過半数に達しないことがわかりました。削減に賛成している会派は、にしまちネット(4人) 公明党(8人) 蒼志会(7人)の3会派です。今後は、他会派で削減に賛成していただけそうな議員への働きかけを強化し、賛成者が過半数を超え、12月定例議会で採決されるように努めていきます。

■ カサブローの仲間との「あれこれ談義」Part 7

質問1 西宮市立中央病院の再建は進んでいますか。
カサブローの答え  
市立中央病院の平成17年度決算が報告されました。総収益(収入) 58億9,800万円に対して、総費用(支出) 60億6,600万円となり、市から10億円近い税金を投入しても、なお、1億6,800万円の赤字を出しました。  外来、入院患者数はともに激減、ベットの利用率も76%(再建目標は87%)まで落ち込んでいます。耳鼻咽喉科、産科の休診などが影響していると説明していますが、根本的な原因は医師不足にあると思います。医師が不足しているから診療科によっては休診し、それゆえに患者が減り、さらにサービスも低下するといった悪循環に入っています。  「第2次経営再建化計画」では、「内視鏡」「消化器」「呼吸器」「糖尿病」の各センターを開設して、病院を特化させようとしています。また、その他の取り組みとしては、職員給与の引き下げ、職員数の削減、開業医との病診連携などを挙げています。しかし、私は病院再建の重要なポイントは、よい医師の確保に尽きると思います。全国的に医師不足が深刻になっており、大学病院が重きを置いていない中央病院に、よい医師を派遣してくれるかどうかは疑問です。「第2次経営再建化計画」は今年度より5年間の計画ですが、よい医師の確保が出来なければ、始めから計画は破綻してしまいます。  開設者である市長や病院関係者は、この点を十分認識し、医師の確保に取り組んでいただきたいと思います。私は、厚生常任委員会でこの点を強調して、意見を述べました。

質問2  JR西宮駅前公衆便所ができると聞きましたがほんとうですか。
カサブローの答え  
3月定例議会で、政新会を除くすべての会派がこの公衆便所建設に異議を唱え、慎重に検討すべきだとの意見を述べたために、建設は非常にむずかしい状況になったと思っていました。しかし、9月定例議会に再度、人通りの多い広場のど真ん中に建設するのではなく、公共駐輪場の建物の一角を借りて建設を計画していますとの報告がありました。  近隣自治会からの要望があるにせよ、周りにある「フレンテ」や公共駐車場、コンビニなどに便所があるのに、なぜ、つくろうとするのか訳がわかりません。私は厚生常任委員会で、必要性の低い場所にだいじな税金を使って、ムダな公衆便所をつくるのはおかしい、また、既設の建物の中につくるのに建設費が高すぎる(坪単価120万円)、そして清掃業務委託費も高すぎることを指摘し、改善するように意見を述べました。特に、清掃業務委託費は年間294万円を計上していますが、公園緑地課が管理している同じ規模の「高木公園」の便所の委託料は、年間90万円であり、余りにも差がありすぎます。1日の清掃回数が、駅前は3回、高木公園は1回という違いがあると担当部局は説明をしていますが、外からまる見えで昼間の利用がほとんど考えられない公衆便所に、1日3回も清掃をする必要があるのかどうか疑問です。  駅前に必要もない公衆便所を建設することや、利用者の少ない便所に故意に清掃回数を増やし、清掃業務委託費を高く見積っていることは税金のムダ使い以外のなにものでもなく、許される行為ではありません。今後、この問題に対しては、さらに追求していきます。

質問3 市職員の超過勤務手当の取り扱いが変わると聞きましたが、どういうことですか。
カサブローの答え      
西宮市には、職員が休日に出勤した場合、労働基準法に基づいて超過勤務手当を受け取るか、代休をとるか、どちらかを選ぶ制度があります。しかし、実際には休日出勤した職員の95%以上が超過勤務手当を選択していることから、費用のかかる超過勤務手当の選択ではなく、代休を選択してもらうために9月から制度を変更してきました。変更内容は、下図に示しましたように代休を取っても割増賃金が支給されるように変えました。  その背景には、9月末から始まった「のじぎく兵庫国体」期間中、多くの職員が休日出勤をしなければならず、超過勤務手当の支給が激増すると予測されていることがあります。  市は、職員に対して代休を取らせる方向で強く指導していくと説明していますが、選択権は職員の側にあり、うまく事が運ぶかどうか疑問です。また、この制度改正により、年間4,000万円以上の節約になると市は説明しています。多くの民間企業では、超過勤務手当が十分に支給されていないのが実情です。財政難の時期にこのような制度改正を行い、職員に代休を取らせるために「オマケ」までつけることを考えること自体、市民には理解されないと思います。超過勤務手当の支給を当面の間凍結し、すべて代休に振替えるぐらいの措置を考えるべきではないでしょうか。
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