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西宮市議会 2004年6月
2003年12月定例議会で一般質問をしました

 西宮市の会計は、「一般会計」「特別会計」「企業会計」に分けられます。「一般会計」は、職員給与、事務費、維持管理費、福祉、教育、土木、消防、ゴミ処理などの市民サービスの費用に使われます。
「特別会計」は、国民健康保険、下水道事業、老人保険医療などに使われます。「企業会計」は、水道事業、中央病院事業に使われます。
 決算総額 2,675.6億円は、全国約700都市中100位以内に入る大きな会計規模の市です。しかし、使い道で見てみれば一般会計1,500億円のうち、グラフで見るように大部分を固定費と借金返済にあてられ、残りわずか30%の450億円しか福祉、教育、土木、消防、ゴミ処理などの大事な市民サービスの費用にまわすことができず、きびしい財政運営を強いられております。
 この状況は、10年以上は続く見込みであり、平成19年には財政再建団体に転落する恐れがあると言われております。また、西宮市の借金総額は3,859.2億円にのぼり、全市民1人あたり約84万円の借金を負っていることになります。
 西宮市の職員、議員そして市民が危機意識をもって思いきった方策を考え、実行しなければなりません。次頁でいろいろな問題について検証していきます。
 西宮市は人口が増加しているのに景気低迷のため税収入が横ばいという状況です。貯金(基金)を取り崩して財政運営を行っていますが、その貯金もなくなり今年以降は毎年50億円前後の不足が生じ、平成20年までに272億円の財政不足が生じると試算されています。
 市は平成8年から15年にかけて行財政改善を行い職員数を281人削減し3,831人にし、人件費の抑制、事業、施策の見直しや事業費の圧縮、内部管理費の節減などで383億円を節約しました。しかし、財政は改善されず平成16年から20年にかけて行政に民間企業の経営の考え方を取り入れ、新たな視点に立って行政運営そのものを変える「構造改革」の取組みに移ろうとしておりますが、具体的な案は全く示されていません。
 私は、2,675億円の予算をもちながらたった2%にあたる50億円がなぜ捻出できないのか理解できません。一般企業、家庭は、もっときびしい支出削減をしています。職員の給料は、平均年収で言えば、サラリーマン526万円、全国市職員742万円に比べて、西宮市職員827万円は高い水準にあります。この原因のひとつに、職員の年令構成の高齢化があります。下図のように54才以上の高年齢の職員が全体の1/3を占めるという異常な年令構成の上に、年功序列で給与が上がっていく給与体系のため給与水準を引き上げています。財政破綻に向かっている現在、さらなる職員給与の見なおしが必要です。
 そして新たな問題は、5年後に1/3近くの職員が退職し新規採用を最小限に押さえている市長の施策が続けば急激に職員数が不足し、市民サービスの低下につながる恐れがあります。市はその対策として、新規職員採用を増やすのではなく民間に事業を委託するかたちで乗り切ろうとしております。この施策はむずかしい舵取りを強いられ、まちがえれば市民サービスの大幅な後退になりかねません。十分な検討と、私たちがチェックしていく必要があります。
 今後も財政運営を調査、研究して、みなさまに報告していきます。
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