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掲載項目
@ 9月市議会の「決算」でわかる市の財政状況! (1面に掲載)
A 西宮市立中央病院の移転・建替え問題とは? (2面に掲載)
B 高齢者・障害者見守り事業とは? (3面に掲載)
■ 9月市議会の「決算」でわかる市の財政状況!
平成22年度の決算は39.8億円の黒字。しかし、厳しい状況が改善されない西宮市。
■ 西宮市の財政状況は改善されていません。
9月定例議会で平成22年度の西宮市決算が報告されました。歳入(収入)総額2,303.2億円、歳出(支出)総額2,260.2億円、実質収支は39.8億円の黒字でした。
西宮市は毎年黒字決算を続けていますが、今年は昨年に比べて黒字額が23億円増えています。市税収入が14.5億円の減収であったにもかかわらず、黒字
が増えた理由は国からの普通交付税が28.4億円、臨時財政対策債(借金)が31億円それぞれ増えたためであり、歳出(支出)削減に取組んだ結果ではありません。
また、財政状況の健全度を示す指標である「経常収支比率」は96.3%と高い数値のまま(70〜80%が健全値)であり、これを家計に例えると「収入のほとんどが
生活費や水道光熱費、ローン返済、教育費などの決まった支出に出ていき、自由に使えるお金は残りの3.7%だけ」というきわめて厳しい状況が続いています。
このような厳しい財政状況に陥った原因は阪神淡路大震災で大きな被害を受け、1,700億円を超える借金をしたこともありますが、震災後も放漫な行政経営を続け
てきたためです。
■ 財政状況を改善するために、人件費を含めたきめ細かな歳出削減に取組むべきです。
市政には福祉、教育、子育て支援、生活保護、老朽化した施設の維持・管理など、財政状況が厳しいからといって予算の削減が難しい事業がたくさんあります。
そしてこれらの事業の支出額は年々増え続けています。また、借金返済にあたる公債費(232.7億円)も毎年大きな負担となっています。市税収入の増加が見込め
ない状況では、人件費を含めたきめ細かな歳出(支出)削減に取組み、財政状況の改善を進めていくしかありません。
西宮市の一般行政職の給与水準はラスパイレス指数(国家公務員の給与水準を100とした指標)で見ますと103.9で他市に比べて高く、技能労務職にいたっては
138.1にもなっています。まず、給与水準の適正化に取組むべきです。
「経常収支比率」の1ポイントは約10億円の収支改善に相当すると言われています。健全な水準である80%に近づけるには170億円以上の収支改善を行わなければ
なりません。一気に改善することは困難ですが、市の単独事業で行っている医療助成、市庁舎も含めた市全体の施設管理費、各種団体に交付している補助金、下
水や病院事業に交付している基準外繰出金などを見直し、さらに外郭団体の整理や事業の民間委託、給与水準の是正などのきめ細かな削減を進めることでスリム
化して改善していくことしかありません。
■ 臨財債(借金)に頼らない財政運営に改善すべきです。
国の財政状況が厳しいために地方交付税は減額され、その不足分は国が後で手当てする約束で、市は臨時財政対策債(以下、臨財債)を限度枠一杯まで借金をして
います。市債として新たに借金した額は平成19年度91億円、20年度96億円、21年度124億円、22年度131億円と増えており、特に21年度、22年度に大きく増えたの
は臨財債をそれぞれ51億円、82億円も借り入れたためです。臨財債の残高は平成21年度337億円、22年度には405億円にも膨れ上がっています。臨財債は平成の大
合併の際の合併債と同様の仕組みで、合併債で大きな借金をしたにもかかわらず国が責任を取らないために、財政状況の悪化に苦しんでいる自治体がたくさん
あります。西宮市は臨財債に頼らない予算編成を行うべきだと指摘しています。
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